The Business Support Report 平成30年5月1日号
先月号まででTKCの大企業向けソフト「FX4クラウド」及び小規模企業用の「e21まいスター」の紹介をしてきたところですが、今月号は、中堅・中小企業用に広く使用されているFX2(医療関係のクリニック、病院用には、MX2)のソフトの紹介をしたいと思います。企業の財務会計は、決算とそれに基づく税務申告資料の作成が第一義的に必要とされるところです。その為に租税正義に基づく適正な月次決算により、税務調査に対応出来る適正な決算が不可欠です。但し、それにとどまらず、継続的な黒字決算を実現するための、経営計画の策定と業務管理体制の構築が必要です。中期経営計画の策定、短期経営計画の策定、それを基にしたPDCAマネジメントの実践をサポートする体制づくりに最適なソフトがFX2です。ちなみにPDCAサイクルとは、P(PLAN 計画)D(DO実行)C(CHECK 検証)A(ACTION 対策)を日常的に展開することによって経営計画の実現を図る取り組みです。ソフトの中に、最新業績の問い合わせとして1全社業績の問合わせ 2部門業績ランク表 3部門別利益管理表 4当初決算の(着地点)の先行き管理 5予算実績比較表 6売上速報 7業績評価マトリックス 8得意先別与信管理 9業績検討会報告資料の確認・印刷のメニューを内蔵しています。また予算作成に関しては、TKC BASTの各企業の生のデータに基づく同業他社の業績を比較検討することが可能となっています。医療用のMX2には、TKC M―BASTにより、標榜科別、院内処方、院外処方別、地域毎のデータと比較検討することが可能となっています。又、FX2(MX2)の実際の利用に際しましては、銀行やクレジット会社の使用明細が、机上で確認整理することが可能となる最新のフィンテック技術に対応することが可能なシステムになっています。クリニックの例で説明しますと、主な材料、医薬品の仕入や検査料の支払については、大半のクリニックでは銀行払いを採用されていると思います。院長の経費については、クレジット払いが中心となっているのであれば、これらの取引は記帳することなく、全て「銀行信販データ受信」をクリックするだけで、登録してある銀行預金口座、クレジット会社のデータを読み取ることが可能となっています。勿論、使用実績だけでは、「経費」にはなりませんので、5W1Hに基づく内容チェックは欠かせませんが、記帳の手間がなくなり、内容の確認が中心となりますので、記帳の手間は大幅に削減することが可能となっています。
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